先日、スポーツ栄養講習会を開催しました。講師は、江崎グリコ株式会社(あの「グリコ」です)の藤戸正彦様。スポーツ選手のための栄養学についてご講演いただきました。
和光ユナイテッド川崎FCではカラダ作りのサポートのために、トレーニング後にプロテインを摂っています。「なんでプロテインなんかとるの?」とお思いになる方もいらっしゃると思います。今回の講習ではU13選手と保護者様にご参加いただき、強いサッカー選手になるためは【練習】だけでなく【栄養】と【休息】が非常に大切で、丈夫なカラダ作りの栄養面サポートをプロテインでできる、ということを学びました。
- 5大栄養素のうち【たんぱく質protein】は、筋肉などカラダを作る大切な材料となります。特に成長期の中学生にとっては絶対必要不可欠で、カラダを大きくするために必要な栄養素。トレーニングをして筋肉が大きくなるのは、たんぱく質を使って新しく筋肉を作っているからです。
たんぱく質は【肉・魚・乳製品】から摂取できます。しかし、スポーツ選手にとっては一般的な食事では不足しがちで、平均的な中学生(体重45kg)のスポーツ選手に必要なたんぱく質量は、なんと90g。食材から取ろうとすれば、玉子であれば15個、納豆なら12パック、ステーキなら3切れです。食欲旺盛とはいえ中学生が毎日これだけの食事を取るのはなかなか大変。
いわゆる【プロテイン】はたんぱく質を多く含んだサプリメントです。練習後にグリコのシェイカーで、200ミリの水にプロテインを混ぜて、飲みます。これで20gのたんぱく質を摂取できます。1日の内にペットボトル2本分飲めば、それだけで80g。あとは普通に食事をすれば90gは余裕で超えるでしょう。もちろん、他の栄養素も非常に大切。バランスの取れた食事を心がけましょう。
選手に必要な休息は、質の良い【睡眠】です。特に、就寝直後90分〜2時間は疲れたカラダを回復させるとても大切な時間(ノンレム睡眠の第1周期)。寝ている間に成長ホルモンが分泌されて、傷ついたカラダを修復します。そして、その後(第2〜5周期)は練習で身に付けた技術をしっかりと身体に定着させます。寝不足は禁物!また、電気やTVの付けっ放しも良くありません。
選手のみんな!今回の講習で練習と同じように栄養・休息を大切にして、強い選手になろう!