総合スポーツ&カルチャー ワコロコ

野球スクール

やる気を引き出せば、効率的に上手くなる!

 

子ども達は、言われたことをひたすらやり続ける子が多くいます。
それは自分でどうしたら良いのかわからないからです。
それに人間は「やれっ!」と言われるとやりたくなくなる生き物です。

でも「やりたい!」と思ったことは、進んでどうしたら上手くなるのかなど考えて取り組みます。
これが成長する鍵で、理想の考え方になります。

 

そのやりたいという気持ちのやる気を引き出すために必要なのが、「達成感」です。
達成感があると、「もっと上手くなりたい」「もっと練習したい」という気持ちになります。

達成感に必要なことは「小さな目標」を立てることです。

例えば、
以前にもお話したことがありますが、ここのスクールでは自分の体を思い通りに扱えるようになるために、野球以外のことを行ったりします。
サッカーボールで足技の練習やリフティングなど野球だけをやっていたら身につかない体の使い方を行います。

そこでリフティングを行っている際に、
最初は2回
2回出来たら3回
3回出来たら4回

と、コツコツ目標を上げていきます。
ギリギリ達成できそうな目標設定が重要です。

コーチは、達成できた際はしっかりと褒めてあげて、承認欲求を満たしてあげます。
失敗したとしても「ナイスチャレンジ」と褒めてあげます。

それにより、もっとできるようになりたいと自分でどうやったらうまくできるか考え、夢中になって取り組むことが出来ます。

ここで練習をしている際に、コーチ達がやってはいけないことは、「否定」です。
せっかくチャレンジしていることに対して、否定をしてしまうと自分を非難してしまい、チャレンジしなくなってしまいます。
そうすると言われたことしか出来ない人になってしまいます。

これはコーチのエゴであり支配になってしまい、個人の成長には繋がりません。

ただし子ども達が守らなきゃいけないこともあります。
それは「ルール」です。
いろんな事にはルールがあり、それを守って行わなければいけません。

なので、コーチは明確なルールを提示したなかで、どんどんチャレンジさせて、しっかり褒めてあげることができれば、やる気も上がって子ども達の成長に繋がります。