和光大学 総合スポーツ&カルチャー ワコロコ

ベースボールスクール

荻野忠寛さんの特別講座(木曜クラス)

先週に引き続き本日も「荻野 忠寛さん」に特別講座を開いて頂きました。

まず始めに、アジリティトレーニング中に脳を整理しつつ瞬時に体を反応させる練習をしました。

ある程度距離を取ったコーンを背中越しに3つ並べ、正面にいるコーチとジャンケンをします。その背後の3つのコーンをグー・チョキ・パーと自分の手に見立て、コーチのジャンケンの手に反応してそのコーンをタッチし、その後すかさず決められた場所までダッシュするという練習です。

最初はコーチのジャンケンに勝つようにコーンをタッチし、その次は負けるようにコーンをタッチする目標を決めました。
視覚でジャンケンの手を確認し、脳を使って瞬時に勝ち負けを判断し、そして決められたコーンをタッチするといった動作が、単純そうに見えてなかなか上手くいかないものです。

試合中では、ランナー満塁の時の守備で「右中間に打球が飛んだ際に、走力を踏まえてランナーの位置をイメージし、どこに投げたら良いのか?」など、様々なことを把握し、正しい判断をしなくてはなりません。
自分のイメージと体の動きを瞬時に一致させる事も、トレーニングによって鍛えられます。

次はリフレッシュを兼ねて両手両足を地面に付けて「4足ダッシュ」を行いました。
2足で走っている時に、手を一生懸命振ってるけど足が回らなかったり、その逆の状況にもなったことはないでしょうか?それは手と足がバラバラに動いている可能性があります。
4足歩行を行うと手と足の連動が上手になり、効果的です。

次は守備のトレーニングです。
コーチがゴロを転がし、そのボールを捕球した後に、子供の伸長ぐらいあるポールに投げて当てるという練習です。しかし、ボールを取って投げるだけではありません。
2種類の色のポールが置いてあり、ゴロが飛んで来る最中にコーチが手で合図を出します。その合図によってどちらかのポールに当てるかを判断します。

この練習で大事なのは、ボールとコーチの手を両方とも視界に入れる事です。合図もいつ出るかわからないのでとても難しいです。かと言って、合図を見ないと投げる方向もわかりません。なのでボールを捕る集中をしながらも、合図の手にも集中をするという正しい集中をしなければなりません。

試合中ランナーがいる状態で、ボールだけを見て、捕球した後にランナーを見て投げる動作に移していたら時間がかかりすぎてしまいます。
なので、両方一緒に見て完璧なプレーをしよう。という事です。
視野を広げて打球のイメージを持ち、スムーズに投げられるようにしましょう。

荻野忠寛さんのお話だと、一般の人は捕球をする際にボールを見ながら捕る人が大半だと言っています。コーチにボールをよく見てキャッチしろ!と言われた事はないでしょうか?
しかし、あるプロ野球選手のキャッチャーの方は、ボールだけを見るのではなく、ピッチャーの投球フォームも同時に見て捕る事ができるそうです。その能力のおかげで、ボール以外にも視野を広げられ、ランナーが走った際の反応がとても早いそうです。視野を広げて全体を見る、これが正しい集中です。
それほどプロ野球選手の見えてる世界と、一般の人達の見えている世界は全く違うと言っています。
「目の能力」がとても必要で大事ということです。

荻野忠寛さんの講座は、日頃からでも出来るようなトレーニングを組んで頂いています。
自チームやスクールでの練習の時だけ行うのではなくて、日常生活からそれが普通にできるようになるくらいまで意識して生活していきましょう。