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健康体操教室

楽に坂、階段を登れる姿勢

生徒さんの中で、山の上にご自宅がある方が多く、登るのがしんどいとよく聞きます。
ですが、それはいろんな要因がある中で、すぐに解決できるのが「姿勢」です。
「姿勢」を正しいポジションに置くことができさいすれば、今までの坂道や階段がだいぶ楽に登れるかと思います。

そこで今回は、「楽に坂、階段を登れる姿勢」ということを行っていきました。

【症状】
姿勢が悪い状態で、上り道を登ろうとすると膝、腰を痛めたりする可能性があります。
それに加え、外出すると「またあの坂を登らないと。。。」と上り道のことを考えて気落ちしてしまい、外出が少なくなってしまうかもしれません。

【原因】
座っている時間が長かったり、体を動かさない時間が多くなると、下半身の筋力が低下し、体幹を支えなくなり背骨が曲がってきます。
何かしらの怪我の原因で、体を動かせない期間があり、筋力が低下しそのまま体を動かさず姿勢が悪くなってしまうというケースもあります。

【改善】
姿勢を正すのに気をつけてほしいことは、骨盤の位置です。
ここで悪い例と良い例です。

(悪い例)
骨盤が後傾(おしりの位置が低い状態)してしまい、背骨も一緒に丸まって後ろ体重になってしまいます。

(良い例)
骨盤が前傾(おしりの位置が高い状態)しており、背骨も伸びて前に体重が乗れるようになります。

前傾にすることにより、坂を登る際、大腿二頭筋(太もも裏の筋肉)が使えるようになりスムーズに足が出るようになります。

それに大腿二頭筋は「アクセル筋」とも呼ばれていて、歩いたり、走ったりする際には最適な筋肉になります。

【習慣】
この姿勢は座ってる最中でも意識できます。
座った際骨盤を前傾させ、お尻の「座骨(ざこつ)」というゴリゴリしているところで座ります。

それが慣れてきたら、座っている状態から前傾を崩さずに立ちます。
前傾がキープしながら立つことができれば完璧です!
立っている状態でも、前傾がキープできるようになったら、実際に歩いてみます。
足がスムーズに出るようになるかと思います。
これができれば、あとは坂、階段にも挑戦してみます。

最初は一日中意識せてみましょう!・・・とは言いません!!
一日の中で、姿勢を気にする習慣を徐々に増やしていってもらえたらと思います。